日本海兵器 |

はつゆき 【ベースライセンス】
はつゆきは1977年から12隻が就役した汎用護衛艦である。艦橋等の構造物に当初はアルミ合金を使用していたが、戦訓から8番艦以降は鋼製に改められた。バランスの取れた兵装を持つ。

はたかぜ 【はつゆき→はたかぜ】
はたかぜはたちかぜ型に続いて建造されたミサイル搭載護衛艦である。 スタンダード対空ミサイルのランチャーは前甲板に移動し、より高い即応能力を持つようになった。対艦ミサイルを持つ防空艦として4隻の調達が予定されていたが、イージス艦の導入により1986年と1988年に就役した2隻で調達は打ち切られた。

はやぶさ 【はつゆき→はたかぜ→はやぶさ】
はやぶさは海上自衛隊のミサイル艇である。 1990年代に就役した日本初のミサイル艇1号型は小型すぎたため凌波性などに問題があり、排水量を200tにした、より大型のミサイル艇が開発されることとなった。開発当初は速力40ノットを予定していたが、開発中の1999年に日本沿岸で不審船が発見され、これを追跡可能な船がなかったため、要求性能は最大速力44ノットに引き上げられた。ステルス性を取り入れた船体に5400馬力のガスタービンエンジンを3基搭載し、対艦ミサイルと76mm砲などを装備している。2002年から6隻が竣工した。

はるな 【はつゆき→はたかぜ→はるな】
はるなは海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦である。 艦の後部が広いヘリ甲板となっており、対潜ヘリコプターを3機運用する。艦隊旗艦として就役したので旗艦設備が充実している。こんごう級の登場まではこのクラスが海上自衛隊で最大の船であった。はるなは1973年に就役、発展型のしらね型は1980年と81年に就役したが、はるなは2009年3月に除籍された。

あさぎり 【はつゆき→はたかぜ→はるな→あさぎり】
あさぎりは1988年から8隻が就役した汎用護衛艦である。設計に余裕を持たせてあるが、ステルス性などの考慮はなく、同時代の他国の艦と比べるとやや時代遅れ気味の外観である。現在は1隻が練習艦となっている。

むらさめ 【はつゆき→はたかぜ→はるな→あさぎり→むらさめ】
むらさめはステルス性を設計段階から本格的に取り入れた最初の護衛艦である。 船体上部構造物の垂直面を減らしてあるが、マストは旧来のラティス型となっており、前面に電波吸収材を取り付けてある。1996年から9隻が就役し、現在はさらに改良型のたかなみ型を調達中である。

たかなみ 【はつゆき→はたかぜ→はるな→あさぎり→むらさめ→たかなみ】
たかなみは21世紀を担う次世代のハイテク護衛艦である。 むらさめ型を発展させたもので、船体を大型化して新型の射撃指揮装置FCS-3を搭載、データリンクなど電子装置を更新した。対空ミサイル専用の垂直発射機は廃止され、垂直発射型アスロックとともにMk41に統合されている。2003年から5隻が就役した。

こんごう 【はつゆき→はたかぜ→はるな→あさぎり→こんごう】
こんごうは海上自衛隊初のイージス艦である。 アメリカのアーレイバーク級駆逐艦をベースに開発され、全体の印象は似たものとなっている。船体は主に前半部でステルス性を考慮した形状となっているが、マストは旧来のラティス型である。大型の船体はかつての重巡洋艦なみであり、極めて高い対空能力を持つ。1993年に1番艦が就役、1998年までに4隻が建造された。

あたご 【はつゆき→はたかぜ→はるな→あさぎり→こんごう→あたご】
あたごは海上自衛隊の新型イージス艦である。 こんごう級よりイージスシステムが新型になっており、こんごう級では中途半端だった船体のステルス性はより徹底して考慮してある。搭載する対艦ミサイルも国産の90式艦対艦誘導弾(SSM-1B)となった。あたごは2007年に竣工、2番艦のあしがらは2008年に竣工した。
しらね 【はつゆき→はたかぜ→はるな→はるしお→おやしお→そうりゅう】

しらね型ははるな型から発展した護衛艦である。 個艦防御用のシースパローミサイルを船体後部に搭載し、指揮管制装置と曳航式可変深度ソナーやミサイル、CIWSなどの兵装を一体化して海上自衛隊初のシステム艦となった。こんごう型が就役するまで海上自衛隊で最大の護衛艦であった。2隻建造され、しらねは1980年、くらまは1981年に就役した。

はるしお 【はつゆき→はたかぜ→はるな→はるしお】
1987年から7隻が建造された海上自衛隊の潜水艦である。 ゆうしお型を拡大した涙滴型の潜水艦で、潜行深度の増大や居住性、静粛性の向上などを行っている。7番艦のあさしおはスターリングエンジンのテストベッドとして2002年に船体を延長する工事を行った。

おやしお 【はつゆき→はたかぜ→はるな→はるしお→おやしお】
おやしおは海上自衛隊の潜水艦である。 水中ステルス性とソナー性能の画期的な向上を目指し、船体ははるしお型までの涙滴型から葉巻型へと改められた。また情報処理能力の向上と自動化も進められている。計11隻が建造され、1998年から順次竣工している。

そうりゅう 【はつゆき→はたかぜ→はるな→しらね】
そうりゅうは2009年3月30日に竣工した海上自衛隊の最新型潜水艦である。 基本的な艦形はおやしお級の設計をほぼ引継いでおり、水中航続時間を延ばすためのAIP(非大気依存推進)機関としてスターリング機関を搭載する。水中運動性を上げるために潜舵がX型に変更されたのが外形的な特徴である。2009年に1番艦が就役し、現在は6隻目の建造が予定されている。
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