欧州海兵器 |

ブレーメン 【ベースライセンス】
ブレーメンはドイツ海軍のフリゲートである。NATOの標準フリゲートとして計画されていた艦で、オランダのコルテノール級とは準同型艦である。1982年から8隻が就役した。

Type42 マンチェスター 【ブレーメン→Type42】
Type42は大型のブリストル級に代わり建造されたイギリスの艦隊防空駆逐艦である。 建造費を抑えるためにブリストル級で使われた対空ミサイルシステムを小型の船体に搭載しているが、データリンク機能は強化してある。建造時期により3つの形式にわかれており、マンチェスターは1978年に発注されたBatch3の1番艦である。Batch3ではそれ以前の艦より船体を延長し、シーダート対空ミサイルの搭載量を増加している。 Type42はイギリス海軍向けに1970年から1985年までに合計14隻が建造された。1982年のフォークランド紛争にはBatch1の5隻が参加し、そのうち2隻を失った。またフォークランド紛争の前にアルゼンチンに2隻が輸出された。

ラファイエット 【ブレーメン→ラファイエット】
ラファイエットはフランス海軍の多目的フリゲートである。船体の設計はステルス性を全体に取り入れており、垂直面を排除したクリーンな船体はレーダーの反射性を最小化し、被探知性を低下させるように設計されている。1996年から5隻が就役した他、派生した型が台湾、サウジアラビア、シンガポールに輸出されている。

Type143A ゲパルト 【ブレーメン→ラファイエット→Type143A ゲパルト】
ゲパルトは西ドイツで作られたミサイル艇である。エグゾセ対艦ミサイルの他に対空ミサイルRAMを装備する。1982年から10隻が就役し、現在もドイツ海軍に配備されている。

ジョルジュレイグ 【ブレーメン→ラファイエット→ジョルジュレイグ】
ジョルジュレイグはフランス海軍の対潜フリゲートである。1979年から7隻がフランス海軍に就役した。クロタル対空ミサイルやエグゾセ対艦ミサイルを搭載する。

カサール 【ブレーメン→ラファイエット→ジョルジュレイグ→カサール】
カサールはフランス海軍の駆逐艦である。ジョルジュレイグ級フリゲートの船体を利用し対空能力を高めたもので、スタンダード対空ミサイルを搭載し後部マストに三次元レーダーを取り付けてある。このためトップヘビーとなった艦の重量バランスを保つために機関をガスタービンから重いディーゼルに変更してある。1988年と1991年に1隻ずつ就役した。

ブラウンシュバイク 【ブレーメン→ラファイエット→ブラウンシュバイク】
ドイツ海軍の新型コルベットである。フリゲートと高速艇の間を埋めるものとして5隻の配備を計画しており、2008年までに2隻が就役した。

ザクセン 【ブレーメン→ラファイエット→ブラウンシュバイク→ザクセン】
ザクセンはブランデンブルグをベースに設計されたドイツ海軍のフリゲートである。 ステルス性を高めるために、船体の各部に角度を付けて垂直面をなくし、さらに全ての面を電磁エネルギーを反射しないような角度に調整している。攻撃能力は強化され、一部の能力でイージス戦闘システムを凌ぐ対空戦闘システムを搭載している。2003年から3隻が建造された。

サルヴァトーレ・ペロシ 【ブレーメン→サルヴァトーレ・ペロシ】
サルヴァトーレ・ペロシはイタリア海軍の潜水艦である。前級のサウロ級を若干大きくし、船体強度を増した一部改定型となっており、改サウロ級とも呼ばれる。1988年から4隻が就役した。

Type212A 【ブレーメン→サルヴァトーレ・ペロシ→Type212A】
近年各国で導入が進んでいる非大気依存推進装置(AIP)として燃料電池を採用したドイツの潜水艦である。低速での潜行時に燃料電池を使用することで、最大二週間程度の連続潜行が可能となった。2005年に1番艦がドイツ海軍に就役し、輸出用の2隻を含め6隻が就役済みである。

リュビ 【ブレーメン→サルヴァトーレ・ペロシ→Type212A→リュビ】
1983年から建造されたフランス初の攻撃型原子力潜水艦である。原子力潜水艦としては小型となっており、長期の行動には向かなくなっている。1992年以降に就役した5、6番艦は設計を改めて静粛性などの性能を改善し、それ以前の艦も同様の改修を受けた。リュビ(Rubis)は宝石の名前(ルビー)である。
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