アメリカ海兵器 |
 ノックス 【ベースライセンス】
ノックスはアメリカ海軍のフリゲートである。対潜性能を重視しており、アスロックや無人対潜ヘリコプターDASHを搭載して完成した。1969年から46隻が就役し、アメリカ海軍からは姿を消したが、輸出した国では多くが現役に残っている。

オリバー・ハザード・ベリー 【ノックス→オリバー】
オリバー・ハザード・ペリーはアメリカで多数が建造されたフリゲートである。砲熕兵装を船体中央の上部構造物上に設置しているのが特徴である。フリゲートに分類されているが、排水量的には他国の駆逐艦に匹敵する。

アーレイバーク 【ノックス→オリバー→アーレイバーク】
アーレイバークはイージスシステムを搭載したアメリカ海軍の主力ミサイル駆逐艦である。電子戦能力を向上させ、さらにヘリコプター2機を搭載した最新型がフライトIIAである。本アーレイバーク級は合計57隻の建造が計画されている。

アーレイバーク フライト ⅡA 【ノックス→オリバー→アーレイバーク→フライト ⅡA】
アーレイバーク フライトⅡAはイージスシステムを搭載したアーレイバーク級駆逐艦の最新型である。本格的なヘリコプターの運用能力を持たせた型で、後甲板に格納庫が追加された。重量軽減の為に対艦ミサイルの発射筒は撤去されたが、VLSのセル数が増え、シースパローよりコンパクトな新型の対空ミサイルESSMを搭載している。

アイオワ 【ノックス→オリバー→アイオワ】
第二次世界大戦中にアメリカで建造された新型戦艦である。1939年から6隻が起工され、終戦までに4隻が完成した。大戦中は速度を活かして機動部隊の護衛や上陸支援などに従事し、戦後は朝鮮戦争やベトナム戦争で地上への艦砲射撃を行っている。1980年代には大規模な改修が行われ、トマホーク巡航ミサイルやハープーン対艦ミサイルを搭載してレバノン内戦や湾岸戦争に投入された。その後はソ連崩壊に伴う予算の縮小で全艦が除籍され、現在では保管されているアイオワを除く3隻が記念艦などとして公開されている。

ロスアンゼルス 【ノックス→オリバー→ロスアンゼルス】
メリカ海軍の攻撃型原子力潜水艦である。1996年までの20年間に原子力潜水艦としては最大の62隻が建造され、建造途中にハープーンの運用能力やトマホークSLCM専用のVLSを追加するなどの改修が加えられている。後継となるべきシーウルフ級が3隻で建造を中止したため長期にわたり配備されているが、ヴァージニア級の配備に伴い初期の艦は退役を始めている。

ヴァージニア 【ノックス→オリバー→ロスアンゼルス→ヴァージニア】
ヴァージニアはアメリカ海軍最新の攻撃型原子力潜水艦である。シーウルフ級の価格が高騰し、建造が3隻に留まった事の反省から、民生部品などを広く取り入れて製造コストの軽減を目指した。シーウルフ級に比べ水中速力は低下したものの、武装の搭載能力や静粛性は維持してある。またシーウルフ級の3番艦で付加された特殊部隊の上陸支援能力を設計段階から考慮してある。2004年に1番艦が就役し、多数が建造される予定である。

シーウルフ 【ノックス→オリバー→ロスアンゼルス→シーウルフ】
シーウルフ級はロスアンゼルス級から30年ぶりに登場したアメリカ海軍の攻撃型原子力潜水艦である。攻撃力、速力などが飛躍的に向上し、最大潜航深度は600mに達するといわれる。最大の特長はその静粛性であり、20ノットで巡航しても位置を探知されないとされる。1番艦は1997年に竣工し、スタージョン級の代替として多数の建造が予定されていたが、極めて高価で、冷戦が終結した事もあって建造は3隻で打ち切られてしまった。
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