MMO日記 Echo
ロシア陸兵器
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T-55
【ベースライセンス】

第二次世界大戦で活躍したソビエト連邦のT-34を発展させた、強力な中戦車がT-54/55である。
世界で最も多く生産された戦車であり、単純な構造で発展途上国でも容易に扱えるため、開発後半世紀以上たった現在でも世界中で使用されている。車体、砲塔ともに避弾経始に優れた形状をしており、低いシルエットとあいまって高い防御力を誇る。また当時としては大口径の100mm砲を装備しており、中東戦争などで西側戦車と死闘を繰り広げた。T-55はNBC防護装置を標準装備とし、各種の改良を加えてあるが基本的にはT-54と同一の戦車である。シリーズ合計で約10万両が生産された。中国ではT-54Aを59式戦車としてライセンス生産し、その後開発された中国製戦車の基本となっている。






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T-62
【T55→T62】

T-55を若干大きくし、より強力な115mm滑腔砲を搭載したロシア(旧ソビエト連邦)の戦車である。
115mm滑腔砲は精密なFCSを持たず、砲弾の精度も低いため遠距離では当たりにくいが、1500m以内では高い威力と命中精度を発揮する。なお滑腔砲を戦車に搭載したのはT-62が最初である。約2万両が作られ、各国に輸出されたほか一部の国ではライセンス生産も行われた。






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T-72
【T55→T62→T72】

T-72はロシア(旧ソビエト連邦)の主力戦車である。
T-64から派生した車体に700HPのV型ディーゼルエンジンと新型のサスペンションを組み合わせ、自動装填装置を採用してコンパクトにまとめた砲塔に125mm滑腔砲を搭載する。T-64と同じコンセプトで開発されたが、極端な新機軸となる機構は採用せず、信頼性を確保している。最初の型は1973年に制式化され、1974年から本格的な生産に入り、東側諸国の主力戦車として大量に生産された。主に装甲を強化する改良型が作られたが、湾岸戦争では西側の戦車に遠距離から一方的に撃破されたため評価を落とした。現在もロシアを始め各国で多数が使用されており、各種の改修プランなどの取引も盛んである。






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T-80U
【T55→T62→T72→T80U】

T-80はT-64の後継車両として開発されたロシア(旧ソビエト連邦)の戦車である。
T-64をベースに高出力のガスタービン機関を搭載し、走行装置が新型となっている。開発はT-72とほぼ平行して行なわれ、T-72より優秀なFCSや主砲発射式の対戦車ミサイルを搭載するなど性能面で上位に位置する。1976年に制式化されたが、高性能な西側戦車に対抗するために性能の強化が継続して行われ、爆発反応装甲(ERA)の装着やエンジン出力の強化などで多数のサブタイプが存在する。1985年に登場したT-80Uは全般的な性能向上を図ったタイプで、APFSDSにも効果が有るコンタクト5ERAが装着された。T-80Uにはディーゼルエンジンを搭載したT-80UDも作られ、平行して生産された。T-80は5000両以上が生産され、ロシア、ウクライナなどで使用されている。またパキスタンや韓国への輸出も行われた。







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V-75
【ベースライセンス】

ソビエト連邦の対空ミサイル・システムで、一般的にはSA-2ガイドラインとして知られる。1960年代に開発されたため、かなり旧式の感は否めない。しかし多くの国に輸出され、改良型も含めいまだに現役で使われている。






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S-125 ネバ
【V75→ネバ】

S-125はソビエト連邦の対空ミサイルシステムで、V-75を補完し、より低い高度の目標を攻撃する目的で作られた。SA-3 ゴアとして知られる。1960年代初期に配備が始まり、1970年には中東で実戦に参加している。旧式のシステムではあるが、現在も北朝鮮など多くの国で配備されているようだ。






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9K31 ストレラ1
【V75→ネバ→ストレラ1】

ロシア(旧ソビエト連邦)の装甲偵察車BRDM-2の車体に9M31ミサイルの発射機を搭載したものである。
SA-9 ガスキンとして知られる。BRDM-2の車体をほぼそのまま流用して発射機を搭載しているが、不整地踏破用の補助車輪は廃止してある。ミサイルは赤外線誘導方式で、レーダーは搭載していない。初期のミサイルはシーカーの感度が低く、敵機の後方から撃たないと命中を期待できない。1968年に採用され、ソ連軍や東側諸国などに広く供給された。現在も一部の国で現役に残っている。






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9K35 ストレラ10
【V75→ネバ→ストレラ1→ストレラ10】

SA-13 ゴーファーとして知られるロシア(旧ソビエト連邦)の自走対空ミサイルである。
MT-LB装甲車の車体に4連装のランチャーを搭載し、赤外線追尾方式のミサイルに加え新型のサーマル式目標識別システムとレーダー、TVモニタ式外部誘導装置を併用したミサイルを使用して確実に敵機を撃破する。1975年に開発を開始して、1986年から配備が始められた。旧東側諸国などにも供与され、現在でも使用されている。







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9K33 オーサ
【V75→ネバ→ストレラ1→ストレラ10→オーサ】

SA-8 ゲッコーとして知られる対空ミサイルシステムである。
大型の水陸両用車両にレーダー誘導式のミサイルと捜索・追尾レーダーを搭載しており、単独の車両で運用が可能となっている。ミサイルの有効射程は最大10km、初期の9M33ミサイルは弾体が露出していたが、改良型の9M33Mではコンテナに収納されたまま装着され、4連装から6連装へと変更された。1980年から生産され、現在もロシア軍をはじめ多くの国で使用されている。






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9K330 トールM1
【V75→ネバ→ストレラ1→ストレラ10→オーサ→トールM1】

SA-15 ガントレットとして知られるロシア(旧ソビエト連邦)の対空ミサイルシステムである。低・中高度用対空ミサイルシステムでは、世界で初めて垂直発射方式を採用している。ミサイル発射機、目標探索レーダーやミサイル追尾・誘導レーダーなどが1つの車両に搭載されている先進的な兵器だ。






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S-300
【V75→ネバ→ストレラ1→ストレラ10→オーサ→S300】

S-300シリーズは、ロシア版ペトリオット・ミサイルといわれる汎用性の高い対空ミサイル・システムである。超高々度までの対空迎撃を主任務とし、弾道ミサイル防御システムの一環として、弾道ミサイル迎撃の任務もおこなっている。PMU型はシステムを八輪トラックに搭載し、4本の発射管に1発ずつミサイルを搭載し運用する。






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9K37 ブークM1
【V75→ネバ→ストレラ1→ストレラ10→オーサ→ブークM1】

9K37 ブークはZRK-SD カブの後継として開発されたロシア(旧ソビエト連邦)の対空ミサイルシステムである。
NATOコードネームはSA-11 ガドフライ。追尾・誘導レーダーと4連装の発射機を装軌車体に搭載し、セミアクティブレーダーホーミング式のミサイルを装備する。有効射程は3-32kmで、高度25mの目標にも対処可能となっている。1970年代に開発が開始され、1983年に初期の型が配備され始めたが、捜索レーダーに欠陥があり、本格的な配備は1980年代後半に登場したブークM1からとなった。インドやシリア、ユーゴスラビアなどに輸出も行われた。






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ZRK-SD カブ
【V75→ネバ→カブ】

SA-6ゲインフルという名で知られた対空ミサイルシステムである。
車体はZSU-23-4で使われた物と共通化されており、ZSU-23-4及び2K11クルーグと組み合わせて使用される。ミサイルの有効高度は80-11000m、最大有効射程は24kmで目標の近くまでレーダー誘導され、最終的には赤外線ホーミングで敵機に命中する。






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ZSU-23-4 シルカ
【V75→ネバ→カブ→シルカ】

ジェット化した航空機に対抗するためにレーダーと弾道計算器を搭載した、当時としては最も進んだロシア(旧ソビエト連邦)の対空自走砲である。対空ミサイルシステムと組み合わせ、対空システムの一部とすることで、低空侵攻してくる攻撃機に対して大きな効果を発揮する。また4門の23mm機関砲は地上攻撃にも威力を発揮し、アフガニスタンではゲリラにもっとも恐れられた兵器である。






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2S6M ツングースカ
【V75→ネバ→カブ→シルカ→ツングースカ】

2S6M ツングースカはロシア(旧ソビエト連邦)で開発された対空車両である。
同一のレーダーによって照準される機関砲と低高度用SAMを搭載した革新的な対空システムで、ZSU-23-4の後継として開発された。初期に生産された型2S6はミサイルを砲塔の片側2発、計4発装備していたが、本格的に量産された改良型の2S6Mでは片側4発となった。高初速の連装2砲身30mm機関砲は、対地攻撃用としても有効である。






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9K51グラード
【ベースライセンス】

第二次世界大戦で活躍した多連装ロケット発射機BM-13「カチューシャ」に換えて装備されたソビエト連邦の多連装ロケット・システム。BM-21として知られる。パイプ式のロケット弾発射機を40本束ねてトラックに搭載したもので、東側のみならずこの種の車両の基本となった。1960年代に登場したが、現在でも改良型を含め多数が世界中で使われている。






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9P140 ウーラガン
【グラード→ウーラガン】

9K51 グラードなどの旧式化した多連装ロケットシステムを更新するために開発された、ソビエト連邦の本格的多連装ロケットシステムである。単弾頭の榴弾のほかに多数の対戦車地雷を散布する弾頭などが用意されている。1975年から部隊配備が始まり、高い攻撃力を持ち、扱いが容易なため多数の国に輸出された。






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2S1グヴォージカ
【グラード→グヴォージカ】

密閉式完全旋回砲塔に榴弾砲を備えた、ソビエト連邦初の近代型自走砲。
ロシア(旧ソビエト連邦)では自走砲には花の愛称を付けており、この2S1はグヴォージカ(カーネーション)と呼ばれる。主砲はD-30 122mm牽引砲の改良型。車体はMT-LB汎用装甲車のものをベースにしているが、サスペンションに車高調整機能が付いている。浮航能力を持つため装甲は薄い。1970年代に約1万輌が生産され、いまだに世界中で使用されている。






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2S3 アカーツィア
【グラード→グヴォージカ→アカーツィア】

ソ連軍の機甲師団の支援用に開発された自走榴弾砲である。
西側ではSO-152と呼ばれていた。主砲は高性能榴弾で約17.3kmの射程を持ち、装填補助装置により毎分3発の発射が可能である。また、緊急時用ではあるが、AP弾、HEAT弾を装填する事ができ、対戦車戦闘も行なえるようになっている。アカーツィアはアカシヤの意味。






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2S7 ピオーン
【グラード→グヴォージカ→アカーツィア→ピオーン】

2S7 ピオーンは1975年にソビエト連邦で開発された、現在世界最大級の自走砲である。
主砲は56.2口径長の203mmカノン砲で、射程は通常弾で37.5km、ロケットアシスト弾で最大55km以上という長大な射程を持つ。約1000両が生産され、現在もロシア陸軍などに配備中である。RS国では自走砲には花の愛称を付けており、ピオーンはシャクヤクの意味である。






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2S19 MSTA-S
【グラード→グヴォージカ→アカーツィア→ピオーン→2S19 MSTA-S】

T-80のシャーシとT-72のエンジン等を流用した車体に、新規開発の砲を搭載したロシア(旧ソビエト連邦)の自走砲である。大型の砲塔に自動装填装置を積み、50発の砲弾を搭載するほか、外部からの給弾を受けながら長時間の持続射撃を行う事が出来る。通常榴弾の射程は24.7kmで、ロケットアシスト式榴弾を使用する事で36kmの最大射程を得られる。またレーザー誘導砲弾クラスノポールの使用も可能である。大量に配備された2S1、2S3、2S5の三種類の自走砲の後継として1989年にソビエト陸軍に配備が開始されたが、直後のソ連崩壊以降は財政難で配備が進まず、現在までにロシア陸軍に約800両が配備されたにとどまっている。他にウクライナなど旧ソ連諸国が少数配備しており、エチオピアとベネズエラも少数を輸入しているようだ。






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BTR-60
【ベースライセンス】

全軍機械化を目指し開発された、ソビエト連邦初の本格的装輪式装甲兵員輸送車である。
1959年に完成した初期型はオープントップであったが、本格的な生産型となったBTR-60PBでは天井にも装甲が施され、機関銃塔が装備された。歩兵の乗降は車体上部側面及び天井に設けられたハッチから行うため、迅速な展開が出来ない欠点がある。ガソリンエンジンを2基搭載し、各エンジンが2軸ずつ駆動させている。そのためエンジンの同調は難しいが、片方のエンジンが故障しても走行ができるようになっている。車体後部にはウォータージェットを備え、水上浮航が可能である。1961年から生産が行われ、合計約20000両が完成、旧東側諸国以外にも多数の国で採用された。






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BTR-80
【BTR60→BTR80】

BTR-80はソビエト連邦の装輪式装甲兵員輸送車の集大成である。
BTR-80は260馬力のディーゼルエンジンを1基搭載し、燃費や安全性といったBTR-70までのエンジンに関わる欠点を改善した。また兵員乗降用の車体側面のハッチはより使いやすい大型の物に変更されている。1984年に採用され、BTR-60と同様に広く輸出された。また各種のバリエーションが作られている。






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MT-LB
【BTR60→MTLB】

MT-LBはロシア(旧ソビエト連邦)の汎用装甲車である。
転輪などにPT-76のパーツを使用し、シンプルな構造で良好な路外走行性能と浮航性能を持つ。火砲の牽引目的で作られたが、車体後部の兵員・貨物室には観音開き式のハッチがつき、兵員輸送車としても使い勝手がよい。ストレラ10のように各種ミサイル発射機の車体として使われたり、2S1自走砲のベースとなるなど広く使われている。1964年に生産開始され、1980年頃まで生産された。多数の国に輸出され、現在も各国で使用されている。






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BMP-1
【BTR60→MTLB→BMP1】

BMP-1はソ連陸軍に1966年に採用された世界初の歩兵戦闘車である。
西側では同種の車両をまだ配備しておらずショックを与えた。戦車部隊に随伴し、73mm砲や対戦車ミサイルなど強力な武装と射撃ポートを備え、歩兵が乗車したまま戦闘できる。小型、軽量の車体は浮行能力など高い機動性を実現しているが、反面装甲が薄く、実戦では大きな被害を出している。また車体が低すぎるため兵員の居住性は最悪となっている。改良を加えながら大量生産され、ソ連軍と旧東側諸国に採用されたほか、世界各国に輸出された。






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BMP-2
【BTR60→MTLB→BMP1→BMP2】

BMP-2はソビエト連邦で作られた世界最初の歩兵戦闘車BMP-1の改良型である。
BMP-1の装備する73mm砲は威力が低いため、これに換えて30mm機関砲を装備している。また対戦車ミサイルは新型の9M113に変更してある。車体はBMP-1から基本的な変更は無いが、アフガニスタンで実戦に投入された際、ゲリラが使うRPG-7や機関銃で被害が多発したため、すぐに装甲を強化した改良型が登場した。1980年に登場し、BMP-1と同様に多数の国に輸出された。






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BMP-3
【BTR60→MTLB→BMP1→BMP2→BMP3】

ロシア(旧ソビエト連邦)で開発された強力な歩兵戦闘車である。
1986年に採用され、ソ連崩壊直前の1990年に西側に確認された。砲塔には100mm低圧砲と30mm機関砲を同軸で装備し、100mm砲の砲身からは対戦車ミサイルを発射可能である。兵員室が車体の中央部にあり、その後を機関室が占めるため、歩兵が降車する際には車体後部のドアまで天井のパネルを立てて機関部の上に通路を作るか、這って移動するとされており、兵員輸送車両としての使い勝手は悪い。ロシア陸軍に配備されているが、むしろ輸出に力を入れており、クウェートやアラブ首長国連邦に輸出された。






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RS国歩兵
【BTR60→RS歩兵】

標準的な装備の歩兵部隊である。調達コストは若干低めである。







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RS国戦闘工兵
【BTR60→RS歩兵→RS戦闘工兵】

敵前で障害の排除や陣地の構築などを行う部隊が戦闘工兵である。
堅固な障害物を排除するために一般の歩兵と比べ重武装となっている。










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